A4用紙1枚で数学10問テスト Vol.2

数学作問

カテナリーです。

ブログのことを忘れていたり、
体調不良などが重なりしばらく更新が滞っていました。

今回も数学の作問をしてみました。
テーマは「倍数・約数と素因数分解」です。

最後の問題はかなり計算量が問われるものになっています。
ぜひ挑戦してみてください。

以下、答え・解説

問1 普通に計算しましょう

(1) 2×2×17
(2) 3×3×3×5
(3) 2×2×2×5×5
(4) 2×5×7×13

問2
二つの数の約数と倍数を列挙します
列挙した約数で共通する最大の数が最大公約数、
2倍、3倍…と列挙した数で共通する最小の数が最小公倍数。
(以下解説用に表を設けますが、あまり見ないような
表の書き方をしているので解くときは約数と倍数で
それぞれ表を作りましょう)

(1) 最小公倍数12、最大公約数4

太字になっているところが最大公約数および最小公倍数。
倍数に関しては24、36、48も公倍数ですが、
これは一番小さくないので間違いとなります。

(2) 最小公倍数2000、最大公約数5

約数はまだ大丈夫ですが倍数を数える量が多いので大変です。
125の倍数と80の倍数の中で共通する素因数を持つような、
最小公倍数を見つける必要があります。
以下のように考えます。

①2つの数を素因数分解をする
\( 80 = 2×2×2×2×5 = 2^4 × 5^1 \)
\( 125 = 5×5×5 = 5^3 \)

②それぞれの素因数の中で一番大きい指数の数を考える
2→ 80の素因数分解より4個 \( ( 2^4 ) \)
5→ 125の素因数分解により3個 \( ( 5^3 ) \)

③求めた素因数と指数で積を求めると125の倍数かつ80の倍数である
最小公倍数を求めることができる
\( 2^4 × 5^3 = 2000 \)

最小公倍数はこれ以外の解法もあります。
(ユークリッドの互除法やすだれ算)

問3 18個

自然数mまでの整数のうち、nの倍数である数がいくつあるかは
mをnで割った時の商の数となります。
例)1から50までの整数で6の倍数である数は
\( 50÷6 = 8 あまり 2 \) となるので8個

54の倍数は18の倍数でもあるので、
18の倍数の個数から54の倍数の分だけ引き算をすれば正解です。

18の倍数→27個
54の倍数→9個
18の倍数かつ54の倍数でない→27-9=18

よって18個が正解

問4 \( 54^3 \)

今までの問題と比べて計算量が膨大ですが頑張りましょう。
素因数分解をして出てきた同じ素因数を3つずつ分けましょう。

157464 = 2×2×2×3×3×3×3×3×3×3×3×3

2が3個、3が9個となるので次のように表すことができます。

157464 = \( 2^3 × 3^9 \)
157464 = \( 2^3 × 3^3 × 3^3 × 3^3 \)
157464 = \( (2×3×3×3)^3 \)

よって、
157464 = \( 54^3 \)

解説は以上となります。

今回は前回よりも少し計算量が多めの出題になりました。
次回は中1の範囲「一次方程式」から作問予定です。
それでは。

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